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パプアニューギニア
パプアニューギニア
生産
高地の小農が主役
パプアニューギニアのコーヒーは ほとんどが山岳地帯の小規模農家が作る
国としては世界シェアは小さい一方で アジアの水洗アラビカ供給地として独特の存在感がある (worldcoffeeresearch.org)
ただし近年は 国全体の輸出量が長期的に減ってきたという指摘があり
背景として 低収量 品質のばらつき 病害虫 そして農園更新の遅れが課題に挙げられる (worldcoffeeresearch.org)
流通
山のコーヒーが 港へ降りるまでが勝負
産地は道路事情や集荷網の弱さに左右されやすく
路上買い付け人や小規模集荷が品質と現金化のスピードを決める
この構造は 生産者にとっては換金手段である一方で
乾燥や選別の精度が揺れて ロットの均質性が崩れやすい要因にもなる (ifpri.org)
価格
世界の高値が追い風 でも現場は資金繰りが重くなる
直近の国際市況は高値局面が続きやすいという見方があり
世界全体で需給がタイトという前提が価格を支えている (industryintel.com)
一方で 現地価格が上がるほど
輸出業者や買い付け側は同じ数量を集めるのに必要な運転資金が跳ね上がる
つまり 価格高騰は 生産者の手取りを押し上げる半面
サプライチェーン全体の資金負担を増やし 集荷の詰まりを起こしやすい (globalsouth.live)
現時点の問題点
低収量と品質の揺れ
小農中心で 手入れや更新 投入財へのアクセスが限られ
収量が伸びにくく 品質もロットごとに振れやすい (worldcoffeeresearch.org)
病害虫と気候リスク
病害虫の管理や気象変動による生産ショックが
家計と供給の安定性を直撃しやすい (ifpri.org)
トレーサビリティ圧力
EUの森林減少規制のように
産地証明や位置情報を求める流れが強まると
小農中心の国ほど対応コストが重くなり
買い手が調達先を絞るリスクが出る (europarl.europa.eu)
読みどころ
パプアニューギニアの一杯は 味の前に地形を飲む
火山性土壌と高地の冷涼さが作る香味は確かに魅力的
でもその豆は 収穫してから港に届くまでに
山道 天候 現金化のタイミング 乾燥の一手間という
いくつもの関門を越えてくる
世界の相場が上がると 産地には希望が灯る
同時に 集荷する側の財布は重くなり
規制対応の書類は厚くなる
だからこそ今のパプアニューギニアは
おいしいだけで終わらない
コーヒーの未来の縮図みたいな産地になっている (worldcoffeeresearch.org)
コーヒー産地の最新事情さんが作成
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